どれくらいの人がワークライフバランスをとれている?

前回の考察から、ワークライフバランスを実現するには「夫は仕事、妻は家事」という固定観念を払拭し、家事・育児を夫婦が互いに協力して行うことが大切だと分かりました。それに最近では、男性の意識も次第に変化してきており、仕事だけでなく家庭生活を大切にしたいと考える人が増えつつあることも分かりました。とはいえ、個人がいくらそう願っても、休日出勤や残業などが日常化している職場では、なかなか家庭を顧みる時間を取ることはできません。実際のところ、現在の勤務実態はどのような状況なのでしょうか。

労働政策研究・研修機構の行った調査で「仕事と生活の調和が取れていると感じているか」を聞いたところ、性別・年代を問わず「感じていない」とする回答が過半数を占める結果となりました。つまり、仕事と生活の調和が取れている人は半分以下。ワークライフバランスの課題が改めて浮き彫りになっています。

 しかも「感じていない」とする回答は女性(40.3%)より男性(44.2%)で高く、年代別では30~40代が最も高い割合(30代:48.2%、40代46.1%)を示しています。働き盛りの男性ほど、仕事と生活の調和が取れていないと感じているようです。