4億人がチャットで人脈づくり
中国インターネット協会Internet Society of China(ISC)が集計しているWEBサイトアクセスランキングを見ると、圧倒的1位はポータルサイトの「百度(Baidu.com)」です。検索を中心にニュース、音楽、動画、コミュニティー、ユーザー同士の質問と答えで成り立つ知恵検索など、一通りのサービスを提供しています。
2位は、チャット・メッセンジャーサービスが目玉のポータルサイト「qqメッセンジャー(qq.com)」です。中国ネットユーザーの約97%が利用しているといわれています。一人のユーザーが複数のIDを登録できるといっても、4億IDを突破したというのはほかの国では考えられないような規模ではないでしょうか。
「関係」がものをいう国だけに、人脈を管理できるSNSやチャット・メッセンジャーの人気は高く、大学生専用や地域別、年齢別など、細分化されたサイトも人気が高くなっています。
qqメッセンジャーは海外に住む中国人もよく利用していて、中華コミュニティーの結束力を高める役割も果たしています。企業の顧客センターもIDを持っていて、チャット方式で苦情処理を行っているほどです。
中国からは海外のソーシャルネットワークサイトにはアクセスできないよう遮断されているため、日本で人気のTwitterは利用したくてもできません。しかしあの手この手を使って“つぶやく”人が増えていて、日本の女優のTwitterアカウントをフォローする中国ユーザーが一万人を超えた、なんていうことが話題になったりもしました。中国側が提供する“つぶやく”サイトとしては、共産党の機関紙である人民日報の「t.people.com.cn」があり、政治家も参加しています。
中国で第2位の人気を誇る「qqメッセンジャー」。
携帯電話からも利用でき、中国の若者の間でなくてはならないコミュニケーション手段となっている






