「行動科学マネジメント」を題材としたビジネス書でヒットを飛ばす石田氏が、@niftyビジネス読者へ、マネジメントやスキルアップのコツを伝授します。

仕事の“転原”を見極めよう

こんにちは、石田淳です。

今回のテーマは、「仕事のパフォーマンス」です。

同じように時間をかけているのに、人によって成果が違います。例えば、同じ時間をかけて同じ件数の営業をしているのに、成約数や売り上げで差が出る。パフォーマンスが高い人と低い人がいるのです。

両者の違いは何でしょうか。

仕事のパフォーマンスが高い人にあって、低い人にはないもの。

それが「転原」です。「転原」とは、転ずる原(もと)。つまり、状況が好転する要所。オセロでいえば、真っ黒だった盤面を真っ白に変える、そんなポイントのことです。

営業成績の良い人や企画のヒット率が高い人など、できる人の仕事には、必ず転原があります。その転原が、不利な状況をも好転させ、高いパフォーマンスを生み出しているのです。

「要するに勘とか才能のことでしょう?」「そんなの持って生まれたものじゃない?」という意見もあるでしょう。

しかし、第1回で述べたように、結果とは行動の集積です。同じ行動プロセスを積み重ねれば誰がやっても同じ成果が出せることを、行動科学の数々の実験が証明しています。

ですから、自分のパフォーマンスを上げるためにまずやるべきことは、パフォーマンスが高い人の行動を観察し、プロセスに分解することです。